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音楽やカルチャーについて、気になることを気ままに書いています。

2013年マイベストディスク〜洋楽編〜

気がつけば2013年も12月半ば。様々なメディア(雑誌、web、個人ブログ等)で年間ベスト企画が始まっているので、僕自身の今年の総括も兼ね、マイ年間ベスト企画をやってみます。まずは洋楽編から。

当ブログでのマイ年間ベスト企画の内容は以下の通り。

洋楽と邦楽からそれぞれ5枚ずつアルバムをノミネート

 

ノミネート5作から洋邦それぞれのマイ年間ベストアルバムを発表

 

あくまでも僕個人が2013年に発売されたアルバムの中で特に影響を受けたものを選出してます(ゆえに、売上げ枚数とか話題性、シーンへの影響度とかは無視)。 ということで、まずノミネート5作の発表です。

LORDE「PURE HEROINE」

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3月に発売されたデビューシングル「Royals」が母国ニュージーランドのみならずアメリカ、イギリスでも軒並み1位を獲得。満を持して9月に発売されたこのアルバムも世界中で大ヒット中の17歳。今年の洋楽シーンはLordeが話題をかっさらっていった感がありますよね。プリンス、ジェイムス・ブレイクあたりの影響を公言しているだけあってダンスミュージック的なアプローチの楽曲は聴いていて心地よいし、大人びた容姿も含めたラナ・デル・レイを彷彿させるアンニュイな雰囲気・歌声はティーンアーティストの中にあって自分を確立してしまってる感じ。
で、そんな中にあって歌詞はシニカルだけど可愛らしさがあるから同世代女子からも支持される。『Taylor SwiftとLorde両方好き!』みたいな高校生・大学生、海外には結構沢山いると思います。 グラミーにもばっちり4部門(年間最優秀レコード、年間最優秀楽曲、最優秀ポップパフォーマンス、最優秀ポップアルバム)ノミネートされましたね。ただ、「最優秀新人賞」にノミネートされてないのかは謎だけど(笑)
個人的には、今年ブログやら記事やら書いたり、夜に自宅で仕事するときにかなりこのアルバムかけてました。リズムがいいし音数が少ないから邪魔にならないんですよね。まだまだ若いですし、次の作品にも期待。あととりあえず来年はフジロックに来てほしい(ただ、どちらかというとサマーソニックが呼びそうな感じなんだよな 笑)。

Bears and Company「South of the Mountain」

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Bears and Companyは2011年にアメリカで結成されたバンドなんですが、アー写含め普段はクマの着ぐるみをかぶっているバンドです(日本で言うガウガウバンドみたいな感じでしょうか 笑)。最初は前述のガウガウバンドと比べあまりにも完成度が低い着ぐるみが気になってCDを手に取ったんですが、これが予想以上に大当たりでした。
ここ数年、にわかにエモリバイバルの波が来てますが、このバンドは90年代エモを体現したようなバンドです。なんていうか、美しいコーラスと感情こもったギターの掛け合い、みたいなバンドには無条件に心惹かれてしまいます。極めつけはライブハウスやフェスなんかでみんなで肩組んで合唱できるようなフレーズが随所に散りばめられているので、もう聴いていて笑顔にしかなりません(笑)
The Get Up KidsJimmy eat worldはもちろん、日本だったらATATAとかcinema staffあたりが好きな人はハマるかもしれないです。 あとこのアルバム、クラウドファウンディング(kick starter)でファンやリスナーから資金を集めて制作してるってのも面白いですね。いい曲つくって、いいライブやってしっかりとファンをつけた上で、少しのビジネススキル(観点と知識)があれば、いわゆる会社の人達にお金出してもらわなくても音源出せるっていう、今の時代ならではの新しいバンド活動を体現してます。日本でもcampfireとか使ってもっとバンド側からアプローチかけてったら面白いと思います。
個人的には、7月に部署異動があって、これまでのデスクワーク中心から出張中心になり、しょっちゅう飛行機乗ってるんですが、空港から飛行機にかけてこのアルバムをずっと流してました。行った事がない遠い地に向かう決心がつくような大きな気持ちになれる、そんなアルバムだったりします。

 

HAIM「Days Are Gone」

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誰が名付けたか、アメリカロック界の道端三姉妹・HAIM(笑)。僕の周りではとにかく今年『HAIMのライブが凄い!』という評判を耳にしまくりました。 音源を聴くと、打ち込みメインで淡々とフロアの空気を作っていくおしゃれ系バンドなのかな、と思う訳ですが。。。。

というような、感情をガンガン出してステージから客席を煽る『ロックンロールだった』という感想が多いんです。今年のレッドマーキーフジロックのライブも相当貫禄あったみたいです。

これ、今年のグラストンベリーの映像ですが、たしかにすごくアツいライブしてますね。姉二人の流し目、元気一杯に飛び跳ねる三女、このあたりも色気があっていいです。アルバム自体は全体的にトーン抑えめで静かに聴けるので自宅や車等々、様々な場所でかけてましたが、とりあえずライブが見たいです!来月23日に渋谷クアトロにくるのですが既にsold out。チケット探してますので宛がある方、ぜひご一報下さい!ビールくらいおごります(笑)

 

ARCADE FIRE「Reflektor」

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アルバム一枚通して聴くと『やられた』って思ってしまうんですよね、ARCADE FIREは。絶対意表ついてくるだろうなって想定しながら聴くのに、結局それすら上回ってしまうっていう。 これまでの彼らの音楽って、室内でソファに座って聴くとしっくりくるような壮大なものが多かったんだけど、今作はものすごく踊れるアルバムになっています。アルバム全体のベースになってるのはハイチの伝統音楽らしいんですが、アフリカン・ビートに近いハイチのリズムを、自分たちなりに解釈・消化して、汗まみれになって朝まで踊れるようなサウンドなのにいやらしさやぎらつきない音にしちゃうのが彼ららしいというか。僕はワールドミュージックも結構好きなのでこのアルバムやM.I.Aの「マタンギ」みたいなトライバルビートが下地にある音楽は結構ぐっときちゃいますね(だからM.I.Aとも迷いました)。 このアルバムは友人のちっちゃいパーティーでDJやらせてもらっときにも何回かかけたりしていて、僕の中では今年のナンバーワン・ダンスアルバムです。 ARCADE FIREのウィン・バトラーは常に音楽を思考している人なので、サカナクションの山口一郎に結構に通ったとこあるんじゃないかな、と個人的に感じてます。サカナクション好きな人にはぜひ聴いてみてもらいたいです!

 

【マイベストディスク】The Mowgli's「Waiting For The Dawn」

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タワレコ渋谷店のバイヤーおすすめコーナーに置いてあったのをジャケ買いしてみたんです、結果的に今年、このアルバムは相当聴きましたし、相当友人に薦めました。 The Mowgli'sはアメリカ・カリフォルニア出身の8人組バンド。ロックにインディーフォークを混ぜ込んだようなガチャガチャ感。いかにも西海岸らしい陽気なサウンドにメンバー8人全員がボーカルをとって歌うっていうスタイルがもう単純に楽しい!

僕はCOMEBACK MY DAUGHTERSYOUR SONG IS GOODみたいに、みんなで歓声をあげながら踊れるバンドが大好きなので、もう彼らはドンズバでした。
アルバムは終始、ライブで観客と大声で合唱をする事を前提にしたような、いろんな楽器があちこちから鳴るカラフルな楽曲で埋め尽くされているので、気分を挙げたいとき(主に通勤時 笑)にはもう特効薬のように服用していました。
最近、日本だとこういう、とにかく底抜けに陽気でバカになれるバンドってのが少ない気がするんですよね。こういうジャンルもニーズあると思うので、いろんな人に聴いてほしいし、日本からもこういうバンドがどんどん出てくると嬉しいなって思います。前述のようにCBMDやYSIG好きな人は勿論、Czecho No Republic好きな人にもフィットするような気がします。

 

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ということで、かなり趣味に偏ったセレクトになりました。正直5枚にしぼるのがとても難しかったです。この過程でかなりのアルバムを落としているので、年内に時間が余れば他に聴いたアルバムも書いてみたいと思います。 2013年は、(特に若い世代に)洋楽って本当に聴かれていないんだなぁ、と感じる事が多い一年でした。僕は洋楽至上主義者でもなんでもないんですが、せっかくなら洋楽も聴く事で自分の好きな音楽がもっと増えたら楽しいのにな、と考えています。

一方で、『洋楽なにから聴けばいいのか分からない』的な声もよく聴くので、今回はできる限り、邦楽でこういうの好きな人はいいかも、的な一文を入れています。ぜひ興味を持ってもらえたら嬉しいです(この洋楽の話はいずれちゃんと書きたいと思っています)。 ということで、次回は邦楽の5枚をアップします。