mAi blog

音楽やカルチャーについて、気になることを気ままに書いています。

Record Store Day 2015の話

※2回に分ける予定でしたが1エントリーにまとめました

結構日が経ってしまいましたが、4月18日(土)はRecord Store Day 2015(以下、RSD)でした。僕自身、13年末にレコードプレイヤーを手に入れて以来、フィジカル音源の購入は専らアナログばかりになっているため、RSD当日もとても楽しむことができました。

今回は、昨年のRSD2014レポ(vol.1vol.2)に引き続き、今年のRSD2015について僕なりに感想をまとめてみたいと思います。

そもそもRECORD STORE DAYとは

RECORD STORE DAYとは、配信やECサイト、ディスカウントストアの出現によって身近な街の小さなMUSIC SHOPがなくなりつつある現状に対して、RECORD STOREのオーナーであったChirs Brownが発案したもので「レコードショップに出向き、レコードを手にする面白さや音楽の楽しさを共有する」年に一度の祭典です。2008年4月19日にサンフランシスコのラスプーチン・ミュージックでMetallicaがオフィシャルにキックオフ。以降、毎年4月の第3土曜日に開催されており、現在ではアメリカをはじめ世界21カ国で数百を数える独立資本のレコードショップが参加を表明しています。数多くのアーティストが一体となり、貴重な限定アナログレコードやグッズなどのリリースを行っているほか、世界各地でイベントが開催されています。
 - RECORD STORE DAY JAPANのHPより一部抜粋

太字にした部分が最も端的な説明かと思いますが、要するに「街の小さなレコード屋に足を運ぶ人を増やし、レコードショップの面白さを体感してもらうためのイベント」がRSDです。また、RSD当日を盛り上げるためのアンバサダー(大使)にビッグアーティストが就任することも毎年の話題となっており、本国アメリカではMetallicaIggy Pop、Jack White等豪華な顔ぶれがアンバサダーを務め、RSDを盛り上げてきました(2015年はFoo Fightersのフロントマン・Dave Grohl)。
日本ではアメリカよりも4年遅れて2012年にスタートし、今年で4年目を迎えました。アンバサダー制度は昨年から導入され、記念すべきアンバサダー第一号はレコード好きとしても知られているASIAN KUNG-FU GENERATIONGotch氏が、第二号となる今年はTHE BAWDIESROY君が就任しています(昨年、僕は「2015年のアンバサダーはサカナクションの山口一郎」と予想しましたが見事に外しました 笑)

僕のRSD2015

<購入リスト> ※アーティスト名「タイトル」
①ROTH BART BARRON「Chocolate Demo」
②SHORTSTRAW / SAWAGI「OMG / Fuss uppers」
③マイミーンズ「君のマインズ」
tofubeats「lost decade PVC」
⑤The Pen Friend Club「I Like you」
⑥KONCOS / Special Favorite Music「きつねのくに / Summer serve」
⑦Noshow「All Goes Well」
⑧PUNPEE ft.Sugbabe「Last Dance(We Are TANAKA)
Foo Fighters「songs FROM THE LAUNDRY ROOM」

昨年は10枚購入しているので1枚少ないですね。洋楽はFoo Fightersのみ購入しました。ちなみに狙っていたけど手に入れられなかったのは「Ryuichi Sakamoto + U-zhaan」でした(全く見かけませんでしたよ、これ)。当日回ったお店は以下の通りです。

<新宿>
TOWER RECORDS新宿店 ②DISK UNION新宿PUNK MARKET
<下北沢>
①DISK UNION下北沢店 ②JET SET下北沢店
<渋谷〜原宿>
TOWER RECORDS渋谷店 HMV record shop 渋谷 ③岩盤④BIG LOVE

昨年よりも訪問店舗数が減りました(11店舗→8店舗)。昨年は足を伸ばした秋葉原には行かず、新たなお店としてはHMV record shopが増えた感じです(ちなみにHMV record shopは限定レコードの圧倒的な品揃えに加え、一部中古品の50%OFFセールを行っており、さすがレコード専門店という感じでした)。理由を考えてみると、昨年よりも割と欲しかったレコードが容易に手に入ったことが大きいかと思います。昨年とほぼ同じ、午後から動き始めたにも関わらず、売り切れで手に入らないみたいなことはほとんどありませんでしたし、買わなかったものでも店頭に並んでいるのを沢山見かけました。これはおそらく、各レーベルが昨年のRSDよりも今年は力を入れており、プレス数を増やしていたのではないかな、と読んでいます(実際、あるレーベルの友人は「今年はプレス数が多くてプレス工場がパンク気味みたいな話をしていました)。

RSD2015の盛り上がりはどうだった?

感覚値で言えば、昨年よりも盛り上がっていたと思いますが、まずはデータをいくつか見てみたいと思います。

参加店舗数

RSD2014:約100店舗 → RSD2015:158店舗 RSD JAPAN HP参考
全国的に見て約60店舗増えています。RSD参加はRSD事務局に店舗側から申請をするという流れ(その後に事務局側で審査を行っているかは不明)を考えると、RSD自体の認知度・注目度が高まっていること、そして事務局の広報活動の効果が上がっていると言えるのかもしれません。
一方で、店舗数だけでなく店舗名まで見てみると、今回の参加数店舗数増に寄与しているのがTOWER RECORDS(以下、タワー)であることが分かります。2014年は各地の大型店舗のみの参加だったタワーですが、今年はほぼ全店で参加していることが分かります(参加店舗がタワーのみという県も複数見受けられる)。タワーの全面参加によってRSDは拡大したと見ることもできるわけですが、単純に喜んでいていいのかという疑問も感じていたりもします(後述)。

リリース数

RSD2014:44タイトル → RSD2015:69タイトル RSD JAPAN HP参考 
あくまで国内リリースのみの比較ですが、2014に比べて15タイトル増えています。若手アーティストのリリースやHMVがリリースした過去作品のリヴァイナル化などがリリース数が伸びた理由の1つかもしれません。また、上記69タイトルはRSD事務局が公認マークを出しているタイトル数ですが、公認マークなしでレコード屋独自のタイトルを少数ながらリリースしているところもあるため、実際にはもう少し多くなるのはないかと思います。

①②の数字から考えると、RSDは2014年に比べ確実の盛り上がりが増しているのではないでしょうか。
また、当日、各レコード屋のRSD取り上げ方も昨年以上のものがありました。例えばタワー渋谷店は入り口入ってすぐのところに大きくRSD商品を並べたブースを展開したうえでブース中心にDJ卓を設置しイベントを行っていましたし(各階でもイベントやっていたようです)、タワー新宿も邦楽・洋楽各フロアのエレベーター前にRSDエリアを展開していました。HMV record shopでは店舗奥に設置したイベントエリアでDJやトークイベントが行われ、入り口前にはRSD作品エリア、その横も中古レコードのセールコーナーとなり店舗内がRSD一色になっていました。
極め付けはテレビの撮影クルーを多数見かけたことです。昨年はほぼ見かけた記憶がないのですが、少なくても今年は日テレ、フジテレビのクルーを見かけました(日テレではNEWS ZERO内でRSD特集が放送され、友達がインタビューを受けていました 笑)。世界的に起きつつあるレコードブームは、「なぜこの時代にわざわざ不便なレコードなのか?」という疑問も相まって、カルチャー的にもビジネス的にも注目されつつあるとピックであり、そういった状況下でやってきたRSDはテレビ的に見ても注目すべきネタだったのかもしれません。

こう見ると数字的に見ても状況的に見ても、RSDはますます盛り上がりを見せてきていると言っても良いのかもしれません。実際、昨年に比べて幅広い世代の人がレコードをディグっている姿を見かけましたし、各店舗で大きく展開されるレコードコーナー、街中でレコードサイズの袋を持って歩く人々の姿を見てレコードに興味を持った人もいたのではないでしょうか(レコードを持って原宿で信号待ちをしている時に、大学生くらいのカップルに「今日レコード持ってる人いっぱい見るんですけど、何かあるんですか?」って話しかけられました)。盛り上がりを見せつつあるRSDですが、一方で昨年に引き続き、いくつかの課題や今後への期待点のようなものも感じました。

RSD2014で感じた課題は2015でどう変わっていたか

僕は、昨年のRSDレポ内で「RSD2015に向けて」としてRSD2014に参加して感じた課題を3つ書きました。

①RSD限定商品の通販問題
②RSD海外限定商品の充実
③RSD参加店舗の充実

これらについて、RSD2015ではどのような変化があったのかを考えてみたいと思います。

①RSD限定商品の通販問題

RSD限定商品は開催趣旨の観点から「当日から1週間後から通販可(商品によっては2週間後」というルール(※当時 2015では2週間後に統一されたようです)が設けられています。しかしながら昨年、一部店舗や通販サイト限定商品の予約が行われており、しかもその商品がアンバサダーであったGotchの作品であったことから議論が巻き起こりました(詳細はVo.ゴッチの日記)。
一方、今年は現時点(5月1日)でこのような問題は発生していないようようです。これは昨年の反省を踏まえ、事務局ならびに各レコード会社がRSDのルール遵守の徹底を呼び掛けた結果なのではないかと思います(以下はBIG LOVE店長のツイート)


こういった働きかけのおかげで、当日レコード屋にみんなが足を運ぶという光景が実現できたのではないでしょうか。

②RSD海外限定商品の充実

昨年に比べ、RSD当日に店頭で海外限定レコードを多く見かけました。勿論、海外では当日に数百タイトルがリリースされているので取り揃えでいけばその数%程度なのかもしれませんが、それでも昨年に比べて多くのタイトルを目にすることができました(狙ってたポール・マッカートニーは見つけられず。。。)。Twitter上で検索するとRSD当日に海外限定レコードを手に入れている人も多く見受けられます。比較的タイトなスケジュールの中、海外限定品を輸入し、海外での発売日と同日に店頭に並べるということは、かなり前から動く必要があり、各店舗共に骨が折れることもあったのではないかと推察されます。ただ、RSD当日に海外限定品が多く並ぶことで洋楽ファンも取り込むことができるようになり、RSD参加者の裾野が広がるという効果が出るのではないでしょうか。
一方で、海外限定品を多種かつ多数見かけたのはHMV record shopとタワーだったことを考えると、大手チェーン店だからこそ実現できたのでは?という問いが生まれてきます。昨年、あるレコ屋の店員に「海外限定品は海外のディストロやレコード屋と個人的にパイプを持ってるレコード屋やバイヤーのみがそのつてを使って仕入れを行っている。これが腕の見せ所。」との話を聞きました。ただ、仮に大手チェーンの規模の利益で海外限定品の充実が図られているとしたら、こういった面白みみたいなものとは距離を感じずにはいられません。この「RSDにおける大手チェーンと個人レコード屋」みたいな話は最後に触れてみます。

③RSD参加店舗の充実

上記で触れているように2014年に比べ約60店舗増え、36都道府県で参加店舗があるというデータから見ると数で見る充実は増えています。一方で、上記でも触れたとおりタワー1店舗のみが参加という県も少なくなく、独特の色をもった個人経営のレコ屋が様々参加するという意味での参加店舗の充実は相変わらず図られていません。

昨年末、参加をしている音楽だいすきクラブでRSDに関する話題になった時、「RSDはあくまでも都市圏のみで盛り上がっている現象で地方では置いてきぼり感がある」という感想がいくつか出たのですが、1県に参加店舗が1店舗のみという現状の場合、居住地によっては参加したくてもできない状況になるわけであって、国内全域で盛り上がるRSDというにはまだまだ先は長いな、という感覚です。

地方にも大小合わせて様々なレコード屋が少なからずあるはずで(ゼロではないはず)、彼らが多く参加し、RSD当日の地域格差が出来る限り小さくなる状況を実現する為になにをすべきなのか、これは今後も事務局のみならず参加する僕らも含め、みんなで考えていかなければならないことなんだろうなぁ、と思います。

と、昨年感じた課題を中心に今年の状況を簡単に振り返ってみましたが、この3つを通して僕が感じていることは以下の通りです。

日本のRSDは本来の趣旨を実現できているのか

冒頭に触れたとおり、RSDの趣旨は街の小さなレコード屋に足を運ぶ人を増やし、レコードショップの面白さを体感してもらうこと」にあります。その日に限定レコードがリリースされることも、一定期間は通販が禁止されていたり限定レコードの事前予約が認められないことも全ては元気のなくなりつつあるレコード屋に直接足を運んでもらうことの実現のためです。RSDを始めようと思い立った人達が盛り上げようと思っていたのは全国に何店舗も展開しつつイベント開催などにも力を入れながら利益をしっかり上げることができる大型チェーンではなく、資本の小ささを店主の個性でカバーしつつレコードやCDを店頭に並べる街の小さなレコード屋であったはずです(勿論、僕自身大手チェーンの存在自体を否定しませんし、よく利用もしています)。

一方で、今の日本のRSDの現状を見ると、参加店舗には大手チェーンが目立ち、それらの店に集中して限定レコードが入荷され(タイトル数も枚数も)、それらレコードを求めて多くの人が大手チェーンを中心に足を運ぶという事態が発生しています。

レコード好きのみなさんの中にはきっと贔屓にしている街のレコ屋があるはずです。僕にもあります。RSD当日、よく足を運んでレコードを買っている原宿のHi-Fi Recordsは通常営業を行っているだけでしたし、下北沢のWEEKEND RECORSは「本日はRecord Store Dayなのでお休みします」との張り紙を貼ってシャッターを下ろしていました。昨年触れた高円寺や西荻窪のお店たちは今年も参加していません。
これには色々と事情があるのかもしれませんし、様々な思いがあるのかもしれません。ただ、こういう街のレコ屋が積極的に参加し、こういう場所にこそ限定版が集まり、それを求めて人がやってくるという構図が本来のRSDなのではないでしょうか。こういじょう状況が生まれていかなければ、RSDは大手が「レコード」という商品で利益をあげる日になってしまう時がいつかくるかもしれません。RSDは街のレコード屋を足を運んで盛り上げる日であり、限定レコードは目的実現のための手段です。それが目的化しつつある現状が押し進んでしまうことには不安を感じます。

目的達成のための手段を増やす、ということも1つの手なのかもしれません。RSD当日に大物アーティストが街のレコ屋でサプライズライブを行う。アメリカでは毎年行われている光景ですが日本ではまだまだ一般的な光景にはなっていないようです。

もちろん、日本でもRSD当日にDJイベントやトークイベント等開かれてはいます。ただ、Foo Fightersのようなスタジアム級のアーティストが小さなレコ屋の店頭でライブをするなんていう状況はまだ生まれてきていません。街の小さなレコ屋でアジカンやBAWIDIESといった武道館クラスのアーティストがサプライズライブを行うような状況が各地で行われるようになれば、それを見に人が集まり、結果としてレコ屋の面白さに気が付けるきっかけを生むことができるかもしれません。

色々と書いてきましたが、RSDはとても良いイベントだと思うんです。みんながレコード屋をめぐりながら情報交換をして楽しむ1日は、音楽好きにはとても幸せな光景に見えます。だからこそ、毎年毎年課題を見つけ解決し、「街のレコード屋の魅力を伝える」という本来の趣旨実現を最大化できるようになっていってくれればと思います。そして僕自身、ただ問題を指摘するだけでなく、具体的になにか役に立つことができないかなぁと思い始めているところでもあります。日本で始まり、来年で5年目を迎えるRSD、今後も注目していきます。

残響SHOP閉店の話

■2015年5月10日 残響SHOP閉店

本日(15年3月9日)、残響レコードが運営するレコード屋「残響SHOP」が15年5月10日いっぱいで閉店することが発表されました。

 

HPによると「通常業務と店の運営の両立が難しく続けることが困難」ということが主な理由のようです。渋谷でちょっとした時間が出来た際にはよく立ち寄っていたレコ屋なので個人的にもとても残念ですし、Twitter上でも閉店を惜しむ声が次々に寄せられています。

 

■革新的な手法が新鮮だった残響SHOP

残響SHOPといえば、「残響系」という括りを生み出した残響レコードが運営するだけあって、ポストロックやエモをベースにした勢いのある若手バンドに出会えるという圧倒的な安心感がありましたし、CDやLPだけでなく楽器周りの機材を取り扱っていることも新鮮でした。

また、アーティスト名やタイトルを隠したCDを視聴して気にいったモノを購入してもらうという「ブラインド販売」という手法はとても画期的でした。 誰かが編集した事前情報による先入観を徹底的に排除したうえで、自らの耳で聴いて良いと思ったモノを購入してもらうという手法は、情報戦によるPRが主流になっている状況に対するアンチテーゼ的なアプローチで「純粋に様々な音楽に触れてもらいたい」というショップ側の想いを体現したうえ、結果もしっかり出すという点で注目を集めていました。 参考:Drillspinコラム第34回:店頭のCDを見せずに聴かせたら売上が4倍に伸びた!

 

また、「残響塾」と称した音楽周りに関する様々なテーマのワークショップを店内とustreamで行う等、音楽との関わり方を消費者である客側と共に考えていくという試みも行い、とにかく音楽に対して自ら行動をとっていってる人達だなぁとの印象が強かったです。

ただ、個人的には残響SHOPの魅力は、音楽好きが集まって交流することができる「溜まり場」的要素だったのかな、と思います。 特に印象的だったのが店員でした。レコ屋の店員というと気難しく話しかけづらそうな強面系(こういう人は仲良くなるととても優しい)や、必要なことは話さず淡々と仕事を行う系(大手チェーン店に多い)のどちらかが多いんですよね(嫌いじゃないけど)。 一方で、残響SHOPの店員はいつも明るく、眺めているCDの紹介や目の前のお客さんが好きなアーティストに近いアーティストをリコメンドしてくれたりと積極的にコミュニケーションをとってくれます。また、好きな音楽や先日見たライブの話でお客さんと盛り上がっている姿を見かけることもしばしば。時には好きなアーティストがかぶったお客さん同士を店員が繋いでいるところをみたこともあります。概して音楽好きは自らが生活しているコミュニティで同じ温度感で盛り上がれる相手がいることが少ないため、こういう関わり合いは好意的に受け止められることが多いように思えます(逆に、静かに音楽を探したいって人には向かない店かもしれませんが・・・) 。

一人一人のお客さんと深いコミュニケーションを取っていくことは店の効率性という観点からはあまり好ましくないのかもしれません。店員の数もそこまで多いわけではないので、あるお客さんと盛り上がっていることによって他のお客さんの対応が遅れるという事態も起きかねます。 ただ、残響SHOPの店員たちを見ていると「この人たち、本当に音楽が好きなんだろうなぁ」と感じさせる接客を見ていると、そんな対応の遅れもどことなく許せてしまったり、「ちょっと時間が出来た時にここに来れば音楽の話をしながら時間を過ごせる」という安心感のもと、いつの間にか足を運びたくなっている自分に気が付きます。

こういうコミュニティ要素は、一昔前にあった個人経営のレコ屋には見受けられたこともあったのですが、ここ最近はそういったレコ屋がなくなってきていたので、僕にとっては懐かしく、若い世代の子達にとっては新鮮かつ貴重だったのではないでしょうか。 CD不況と言われ街のレコード屋が次々に姿を消していく中、新たな取り組みで客とコミュニケーションしながら結びつきを強めていった残響SHOPは、ある意味でとても稀有で貴重な存在なのだと思います。閉店まではまだ時間があるので、僕もちょいちょい足を運んで交流を深めていこうと思っています。また、店長でありcinema staffのギタリストである辻君は都内にレコ屋をオープンさせるため行動しているとのことなのでこちらも要注目ですね。

ではではみなさん、渋谷は残響SHOPでお会いしましょう!

2014年マイベストアルバム〜邦楽編〜

前回のエントリー・2014年のマイベストアルバム(洋楽)に引き続き、今回は2014年のマイベストアルバム・邦楽編です。 ※このベストアルバム企画は音楽だいすきクラブの2014年ベストアルバム企画にも参加予定。

ちなみに当ブログでのベストアルバム企画のルールは以下の通り。

対象アルバムは2014年1月〜12月に発売されたもの(洋楽の場合、国内盤発売が対象期間内に該当)
①に該当したアルバムの中から、「僕個人」が特に影響を受けたものを1位〜5位まで選出(ゆえに、売上げ枚数とか話題性、シーンへの影響度とかの考察ではないです)

前回同様、昨年(13年)の邦楽マイベストアルバムは以下の通りです(昨年は、順位をつけず5枚のノミネート作品からベストアルバムを1枚選出する方式でやりました)。

【ベストディスク】 bloodthirsty butchers / youth
【ノミネート】 クリープハイプ / 吹き零れる程のI、哀、愛 BRAHMAN / 超克 チャラン・ポ・ランタン / 悲喜劇 MOROHA / MOROHAⅡ

ということで、以下が今年の5枚です。

(5位)THE BAWDIES / Boys!

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このアルバム、あまり話題になってないことが意外です、正直。 13年年末から14年初めにかけて盛り上がった音楽におけるルーツ問題なんてものもありましたが、今の邦楽ロックシーンにおいて自分達のルーツを参照しつつしっかりと自身の音楽に落とし込んでいるのが彼らとOKAMOTO'Sだと思います(若手だとgo!go!vanillasもいい感じ)。 3月にリリースした「GOING BACK HOME」で自分たちのルーツである50-60'sロックをこれでもかというくらいに楽しげにカヴァーしまくったこともあるのか、リズムギターのカッティングとリードギターでリフをしっかりと鳴らすシンプルなロックンロールの格好良さが、これまで以上にストレートに伝わってくるアルバムです。 特に、アルバムリード曲の「kicks」は、冒頭から続くリフと「HEY!」「pa!pa!pa!」等の随所にちりばめられたシンガロングポイントが、彼らの敬愛するルーツミュージックと今のロックシーンのテーマのひとつである「一体感」みたいなものが見事に溶け合っているナンバーに仕上がっていて最高です! 

(4位)DRAGON ASH / THE FACES

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97年のデビュー以来、常に新しい音とカルチャーを生み出す切り込み隊長のようだったDragon Ashも、気がつけば多くのフォロワーを持つベテランバンドとして後輩達から憧れられ、また鼓舞していく存在になっています(実際、ここ数年、彼らの初期の代表作であるViva La Revolutionをライブで披露する際、「駆け抜けよう共にこんな時代 繰り返すのは僕らの世代」を「繰り返すのは"君ら"の世代」と言い換えて歌うところが印象的です)。 ここ数年の彼らは「ロックバンドの格好良さの再提示」をテーマに掲げているように思えます。そんな彼らが今作でたどり着いたのは「原点回帰」なんじゃなかろうかと。最初期のアルバムに多く見受けられた楽器の生音にこだわる骨太な楽曲が多いうえに、最近の若手バンドに見られがちな若干後ろ向き・女々しさを感じる歌詞とは正反対な、前向きで泥臭く男らしいメッセージが強く打ち出されています(昨年のCDJで上半身裸で髪を短く切り込んだkjが「どいつもこいつも前髪垂らしたロックやってばっかだ。ロックバンドの格好良さ、見せてやるよ!」ってMCしてたのが印象的です)。特に、ライブ現場の滾る気持ちをぶっとい音と飾らないストレートな言葉で歌い上げる「The Live」は、間違いなくこのアルバムのハイライトです。

(3位)the HIATUS/Keeper Of The Flam

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世代的にもELLEGARDENに少なからず影響を受けていた僕は、正直ハイエイタスの1stを聴いて苛立ちすら感じていたんです。バンド止めてまでやりたかったバンドがこれか、と。エルレでやれることなら人変えてやるなよ、と(これは思い入れが強すぎるが故の話なんですが)。 でも、このアルバム聴いて「the HIATUSとはなんなのか」がようやくわかった気がします。それぞれキャリアもテクニックも円熟しているメンバーを集め、空間的な広がりを意識した音の構築やシンセを中心に様々な音を重ねあわせて「ゆらぎ」を表現していくさまは、まさにハイエイタス唯一無二の音です。リードシングル「Horse Riding」は圧巻で、ポリリズミックなドラムにアコースティックの旋律、ピアノが絡まりあって盛り上がっていく構成に「あぁ、ハイエイタスでこういうことがやりたいのか」と深くうなづいてしまいました。このアルバム出てからライブを見てないので、どう表現されるのか楽しみです。

(2位)大森靖子 / 洗脳 

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夏のFUJI ROCKでカノジョのライブを見て以来、心をがっしりと掴まれてしまいました。 2014年の夏、各地のフェスに出るたびにセンセーショナルな話題を振りまき、その破天荒な行動(実際にはそれもしっかりとした意図に裏打ちされてるわけですが)にばかり注目が集まっていた大森靖子。そんなカノジョがいかに音楽的に成熟しているかということを見せつけたのがこのアルバムだと思います。即ち、カノジョを語る上で注目すべきはその破天荒さではなく、その溢れんばかりの音楽的センスだということ。前述の行動は全て、その音楽を聴き入らせるための手段でしかないのですから。 僕は、大森靖子という人はとても頭が良くて1フレーズ選びの天才だと思っています。例えば「ノスタルジックJ-POP」では「新曲いいね 踊れないけど」と今のロックシーンを皮肉ってみたり、「きゅるきゅる」では「ググって出てくるとこならどこへだっていけるよね」とインターネット検索社会の本質のなさを揶揄ってみたり、「デートはやめよう」では「コンビニで一番高いアイスでエロいことをしよう」と小悪魔風に見えて不器用な女のコを生み出してみたり。。。。カノジョの言葉選びひとつひとつが色鮮やかに楽曲を浮き立たせます。 正直、今のJ-POPシーンにおいて頭が切れる上で行動を仕掛ける彼女の存在は異物感がかなりあるわけですが、その異物感は今確実に必要なものなんだと思います。15年、さらなる飛躍をすることは間違いなしですね。

(1位)ROTH BART BARON / The Ice Age〜ロットバルトバロンの氷河期〜

roth.jpg

森は生きている、吉田ヨウヘイグループ等々、今年は東京のインディーシーンに光が当たった年でした。そんな中でもダントツでROTH BART BARONを聴いたなぁという実感です。こういう東京のインディーシーンが注目されているのって、ここ数年邦ロック(あえてこう書きます)のメインムーブメントになりつつある四つ打ちシーンへの反動だと思うんです。ROTH BART BARONの音楽は、管弦を何重にも重ねながら高音でよく伸びるファルセットを乗せて歌うことで一聴するとすごく異国情緒、特に北欧を感じさせる壮大な楽曲を作り上げます。ただ、彼らの音楽を通して見えてくる風景は北欧のそれでなく、寒風吹き抜ける無機質な日本のビル街や農村の温かい光だったりして、実はものすごく「日本の音」を鳴らしてるんじゃないかと思うんです(実際、Vo.の三船君曰くロットの音楽は昭和初期の唱歌に影響を受けているとのこと)。 アルバムタイトル自体は「氷河期」なんだけどアルバムが進むにつれて雪解けが始まって暖かさが増し、最終曲の「オフィーリア」が始まる頃には春の陽光が差し込んでいるのも不思議。

今年は個人的にも結構「原点回帰」を意識した年でした。ここ数年、音楽の趣味の幅がどんどん広がって、新しいジャンルやミュージシャンとの出会いが増えている一方で、原体験となる中学・高校時代にそれこそ盤が擦り切れるまで聴いたロックミュージック(いわゆるロッキンオン周り)に触れることが少なくなっていたなぁと感じていました。そこで、今年はあえてそういうバントたちの新作はできる限り聴く、みたいなことを繰り返してきました。結果、ものすごくいい作品たちが出ていることも知れたし、色々なことに対する許容性が広がっている自分にも気がつけました。 来年も選り好みせず、本当に色々な音楽に触れる中でグッドミュージックに出会っていけることを期待しています!!

2014年マイベストアルバム〜洋楽編〜

11月に結婚式を挙げたんですが、それの準備が思っている以上に忙しくてまったくブログ触れてませんでした。ネタはいくつかあるのでまた更新を行っていこうと思います(結婚式に関連するネタもあるので、それも近いうちに・・・)。

ということで、今年も残りあと僅か。 様々な音楽メディアや個人ブログ等で年間ベストアルバム企画が始まっていますが、僕自身の2014年度版ランキングを載せたいと思います。 ※このベストアルバム企画は音楽だいすきクラブの2014年ベストアルバム企画にも参加予定です。

ちなみに当ブログでのベストアルバム企画のルールは以下の通り。

対象アルバムは2014年1月〜12月に発売されたもの(洋楽の場合、国内盤発売が対象期間内に該当)
①に該当したアルバムの中から、「僕個人」が特に影響を受けたものを1位〜5位まで選出(ゆえに、売上げ枚数とか話題性、シーンへの影響度とかの考察ではないです)

ちなみに13年の洋楽ベストアルバムは以下の通りです(昨年は、順位をつけず5枚のノミネート作品からベストアルバムを1枚選出する方式でやりました)。

【ベストディスク】 The Mowgli's / Waiting For The Dawn
【ノミネート】 Lorde / PURE HEROINE Bears and Copany / South of the Mountain HAIM / Days Are Gone ARCADE FIRE / Reflektor

ということで、以下が今年のマイベストアルバムです(各アルバム毎に簡単なコメントつけました)

 

(5位)Prince & 3rdeyegirl / Plectrum Electrum

 

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音楽業界(もちろん、僕の中でも)の14年一大ニュースと言えば、「Prince殿下、古巣ワーナーへの電撃帰還」でしょう。しかもまさかのアルバム2枚同時リリース。世の中的にはPrince単独名義のArt Official Ageの方が話題に上がることが多いみたいですが、僕は断然こちらのアルバムを支持! 殿下お得意(?)の綺麗なお姉さまをはべらせ、クラシカルなバンドサウンドを用いて、これまた殿下お得意のファンクロックを鳴らす様は流石の一言に尽きます。全編ライブレコーディングということもあり、粗さも感じさせる音も魅力的です。

(4位)Cloud Nothings / Here and Nowhere Else

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Cloud Nothingsの「青さ」は今作でももちろん健在でした。 彼ら(というか、ディラン)の特徴でもある疾走感溢れる楽曲達は、ノイジーに響くギターと激しく打ち鳴らされるリズム隊によって、これまでのどの作品よりも「若さゆえの焦燥感」が伝わってきます。 ここ最近のインディーズシーンを見れば、オシャレなサウンドを鳴らす同世代のバンド達が台頭している中で、ぶれずにオルタナグランジを追求する姿は好感と愛情を感じずにはいられない! I need time to stop moving!I need time to stay useless!!(このアルバム収録曲じゃなけど 笑)

 

(3位)The Royal Concept / Goldrushed

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彼らのことは以前この記事でも取り上げていますが、今年の上半期に一番聴いたアルバムがこの「Goldrushed」かもしれません。既発のEP2枚でも片鱗を見せていた、「踊らせる」と「歌わせる」の2点がしっかりと練り込まれたアルバムになったなぁという感じ。キラキラと輝くシンセ音はじめ打ち込み系の楽曲のイメージが強い彼らですが、元々ジャズの学校出身のメンバーがいることもありライブの度にアレンジを利かせて楽曲を披露しているあたりも面白さを感じる部分だったりします(you tubeで検索すると様々なアレンジのOn Our Wayの動画有)。 世界的に見ても日本で比較的人気に火が付いている印象があるのでどんどん来日して欲しいです。

(2位)Foo Fighters / Sonic Highway

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Foo Fighters3年半ぶりの新作、本当に待たされただけの甲斐がありました! 実在する伝説的レコーディングスタジオの復活を追ったドキュメンタリー「Sound City」製作以降、"アメリカにおけるロックのルーツ"を探求し続けているデイブ・グロール。 今作では、全米8ヶ所の都市でそれぞれ1曲ずつ録音を行っているので、当初それぞれの地域に根差した音楽を彼が鳴らすのかなぁ、なんて思ってたら大間違い。しっかりとFoo Fighters節が溢れる骨太なロックアルバムに仕上がっていました(笑) なんていうか、このアルバム全編を通して伝わってくるのは、「アメリカのロックンロールに対する押さえきれない愛」ですね。とにかくスケールが大きくてダイナミックなサウンド。最近、運転中はこのアルバムしか聴いてないです(笑)

(1位)Screaming Maldini / Screming Malidini

screaming maldini.jpg

ということで14年の洋楽枚べストアルバムはScreaming Maldiniの1stアルバムにしてラストアルバムとなった今作でした。 バンド自ら「クイック・ポップ・コア」と名付けたスタイルで次から次へと畳み掛けるように切り替わるNickとGinaの男女ツインボーカルに残りの4名が加えるのびやかなコーラス。チェンバーロック的なアプローチでシンセ、グロッケン、ブラスに手拍子とカラフルに響き合う様々な音達。 それらが混ざり合って、思わずシンガロングしたくなるような楽曲から涙を誘うエモさ満点の楽曲まで、まるでおもちゃ箱のように詰まっていて、1枚通して聴くのが楽しくて仕方がないアルバムです。 日本をはじめ、本国イギリス以外でも徐々に人気が出始めて、15年には各地のフェスに引っ張りだこでは!と思っていただけに12/5、あまりにも早すぎた解散はショックでなりません(4月に彼らが来日公演した際、Nickと「来年Fuji Rockで会おう”」って話したのになぁ・・・)。「ダイヤモンドの原石」「ブレイク前夜」ってこういうことを言うんだろうな、ということを身をもって実感できる最高の作品です。

ということで、以上が14年マイベストアルバム(洋楽編)でした。 14年は、FKA twigsSky FerreiraBlood Orangeと言ったニューカマーに心奮わされたり、各メディアで高評価のSt.VincentBECKの新作にも滾ったし、最後の最後でD'angeroが14年ぶりのモンスターアルバム放り込まれて最後の最後までランキングがぶれまくったり、、、、と結構色んな音にも触れていたんですが、やっぱりバンドサウンドからのノミネートが多くなっちゃうのはもう性(さが)だと思って諦めます(笑) 15年度は、MineralAmerican footballと言ったエモの伝説的バンドの来日が立て続くので、エモリバイバルイヤーにならないかなぁ、なんて勝手に期待しています。

気になる洋楽〜2ピースバンド編〜

突然ですが、僕、2ピース編成のバンドって結構好きなんです。つい先日、友人から洋楽の若手バンドのアルバムを何枚かプレゼントしてもらう機会がありまして、その中でもダントツでどストライクだったのが2ピースバンドでした。ここ最近、洋楽邦楽問わず比較的大所帯バンドの音源を耳にする機会が多かったせいか、2ピース特有の、音数が少ないゆえにシンプルで限られた表現の中で、独自性を発揮していくあの感じがとても新鮮に感じました。
ということで、今回は僕が大好きな2ピースバンド(洋楽)を4組紹介したいと思います。

The White Stripes(US、1997-2011)

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 The White Stripes(以下、ストライプス)は、Vo.&Gt.(時にKey.)のJack WhiteとDr.のMeg Whiteからなる、もはや2ピース界のレジェンドと評しても良いようなバンドです。 The Strokesと共にガレージロックリバイバルを牽引したバンドで、2000年代のロック史を語る上では欠かす事ができない存在ですね。 ストライプスの魅力は、なんと言っても"徹底する"という哲学に尽きます。
その哲学ですが、例えば彼らが「3」という数字に徹底的に拘っていた事が挙げられるわけです。 衣装もジャケット写真もビジュアルに関わる部分については「赤」「白」「黒」の3色しか使わなかったり(上のアーティスト写真も見事に三色)、楽曲についても「ドラム」「ギター(時にピアノ)」「ボーカル」という3つの音のみしか使わなかったり(彼らはライブでサポートメンバーは加えず、2名のみで演奏を行います)。 時に静かに、スイッチが入った瞬間にステージ上を右へ左へ動き回りながらバカテクを披露する"動"のジャックと、お世辞にも巧いと言えない(たまにリズムずれるし)、けどただひたすらにマイペースなドラミングが不思議な魅力を生み出す"静"のメグの対比がなんともいえない佇まいを醸し出す唯一無二のバンドでした。 "今まで築き上げてきた自分たちの音楽・アートを最高の形で残したいため"が解散理由というところも彼ららしいというか、なんかもう全てが徹底していて最高なんですよね。

Blood Red Shoes(UK、2004-) 

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 Blood Red Shoes(以下、BRS)はVo.&Gt.のLaura-Mary CarterとVo.&Dr.のSteven Ansellからなるイングランド出身のバンドです(ストライプスとは性別と担当楽器が逆)。元々は違うバンドに所属していた2人がセッションを経て意気投合しバンドを組むに至ったとのこと。 Blood Red Shoesはとにかくビジュアルがかっこいい。 ローラ、スティーブン共にモデル並みの容姿(実際、本国ではモデル活動もしてるみたいです)なんですが、お互い無表情で淡々と演奏をしながら、それでいてそれぞれの音が立つエッジの効いたライブをする様がまた絵になるんです。 個人的には、立っているだけでも絵になるバンドっていうのはそれだけでも才能だと思っていて、彼らは今僕の中でその代表格ですね(もちろん、楽曲も骨太なロックンロールが多くてかっこいいですよ!)

twenty | one | pilots(US、2009-)

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TWENTY | ONE | PILOTSはVo.&Key.のTyler Joseph、Dr.のJosh Dunからなるアメリカ・オハイオ出身の2ピースです。2ピースというとギター&ドラムという組み合わせが多い中、ギターレスは珍しいですね。 日本では2012年夏にフィジカルリリースのないままFUJI ROCKでRED MARQUEを満員にし、その勢いで冬のRight-onのCM(蒼井優主演)に楽曲が採用され、話題になっていました(関係ないけど、このCMの蒼井優めっちゃかわいい)。
そして、満を持して今年、SUMMER SONICのSONICステージに登場。サマソニ終了後、僕のTL上では彼らを「ベストアクト」に挙げる声が非常に多く、ついに突破口を開いた感があります。 ダンスミュージックをベースにしてポップさを兼ね備えた彼らの楽曲自体とても魅力的なのですが(彼らの音はパスピエとかゲスの極み乙女。あたりに通じると思います)、なんといってもジョシュのドラミングが最大の見物です。 「これぞアメリカ人!」と言えるような、大振りで叩き付けるようなダイナミックなドラミング(友人は「ゴリラみたい」と言っていました 笑)は、一見下手そうに見えるのに実は正確というギャップ(笑) 彼ら自身、日本愛を度々コメントしているので近々来日がまたあるんじゃないかな、とか思っています。

HONEYBLOOD(UK、2012-)

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冒頭で書いた友人からもらったCDがカノジョ達です。 Dr.のShona McVicarとGt.&Vo.のStina Marie Claire TweeddaleからなるHONEYBLOODは、UKのFATCAT RECOEDSより今年デビューアルバムをリリースしたばかり。
僕は基本的に「ガールズバンドは正義だ!」とか思っているんですが、さらに2ピースというのが素晴らしいですね。ステージの真ん中にドラムとギターだけをセットし、女子2名が演奏するのって絵になります。 楽曲自体は、ガレージロックをベースにしつつ、オンナノコっぽいかわいらしさも織り交ぜたガレージポップという感じ。演奏はまだまだ荒削りですが、ただひたすらに楽しみながら一生懸命音を鳴らす姿はとてもキュートでかっこいいですね。 下のライブ映像「Killer Bangs」は疾走感溢れる楽曲で、夏に爆音で流しながら何も考えずに海沿いをドライブとかしたいですね。